遅霜…厳しく冷え込む朝 福島のモモ農家は未明から対策 花が枯れないように 幸い被害は確認されず (24/04/11 19:45)

4月11日朝は冷え込んだ。福島県内は、放射冷却の影響で阿武隈川沿いの伊達市梁川では、4月に入って最低気温が最も低くなった。この時期の冷え込み、果樹農家は「遅霜」対策に追われる。

畑のなかで燃える火・・モモの花が霜にあたると枯れてしまって実がつかなくなることから福島県桑折町の農家は、午前3時から対策にあたっていた。
花を見ると…「大丈夫ですね。良かった良かった」
幸いにも被害は確認されなかったが、この時期は気が抜けない。

県内では3年前、「遅霜」によって果樹農家を中心に28市町村で被害が発生し、損害は27億9千万円にも及んだ。
桑折町の「はねだ桃園」でも・・「収量としても4割ほど下がってしまいまして、残った果実の方も形の悪いものですとか、障がいのある物が残ってしまって、製品化の割合で言ってもかなり下がってしまった」と「はねだ桃園」の南和希さんは振り返る。今年もおいしいモモを消費者に届けるため、まだまだ緊張が続く。南さんは「冷え込むような予報が強まる時にはしっかり対策したいと思いますし、やはり収量とか製品率に影響してくる部分なので、そこはしっかり対策をとっていきたいなと思っています」と話す。

11日朝の福島県内は局地的に冷え込み霜も降ったが、風があったことで放射冷却はそれほど強まらなかった。県内でも今のところ目立った霜の被害は確認されていない。

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